2006年8月23日
●○ 法政大学 法学部 政治学科 後藤ゼミナール ○●
●○2006年度副代表 金森ゆかりさん 3年生からの報告○●
What is
GOTO
seminar?

■太田 善也
(1)NGOにはNGOのマネジメントがあり、対象も当然違う。市民に根付いた政府の
支援はできないものだろうか。
(2)政府は汚職が多いと聞くが、実際の汚職は減っていると聞いた。どちらが真実
かは見方によって異なる。ならば惑わされてはならない。
(3)Komangさんは副業もやって生計を立てている。バリでは儲からないためNGOに
入る人が少ない。包括的な発展が必要である。
■金森 ゆかり
(1)開発協力のあり方にフォーマットはなく、規模や予算に係らず、その指針は
いつでも受益者にあるべきだ。それを心底理解し、実践するIEPFの姿は非常に
頼もしい。
(2)今回訪問した県では義務教育費が無料だが他県では異なるという。近年の地方
分権化に伴い、教育問題などは特に慎重に、その権限の線引きを行うべきであ
ると感じる。
(3)準備段階から丁寧な対応をしてくださり、スタッフの方の熱意と誇りを感じた
そして地元の人々の視点に少しでも触れられた一日の意義は大きい。
植林した木々と子供たちの成長を心から願う。
■萩原真理子
(1)理想的なNGOの形態であると感じた。スタッフに対する給料はなく、すべての
利益を子供達のために充てるという活動を長く続けることはそうそう出来る事
ではないだろう。
(2)結果の見えにくい子供たちへの教育は、根気、忍耐が必要だろうがスタッフの
方の理念からはこれからも続けられそうな意気込みを感じた。
(3)ただ、あまり直接的子供たちへの影響はないにしても、国内外においてさらな
るアドボカシーが必要ではないかとも感じた。
■早川 茜
(1)NGOや市民社会とインドネシア政府との協力体制とその努力こそが教育普及へ
つながり、今回訪れたような子供達の笑顔がもっと増えていくのだと思う。
(2)学校を作ることと指導できる先生を増やすことは同時に計画していかねばなら
ない。インドネシア全域で教育の底上げがある程度必要である。
(3)自分で植えた苗木が未来にインドネシアの人々の暮らしに少しでも助けとなり
おいしいドリアンが実ることを願う。
■増川 透
(1)ひとつの木を植える難しさと、そこから数円のベネフィットを生み出す難しさ
を実感した。それは、途上国に生活する貧困者達の苦労の数百分の一にしか過
ぎない。
(2)インドネシアにおいて権力者からの圧力や贈賄を免れることの難しさを学んだ
市民レベルにまでに及んでいる不正をどう地方政府へ改革のメスを入れていく
かが重要である。旧スハルト政権が破綻したとはいえ、その影響や体制が地方
レベルでもなくなったとはいいにくい。
(3)インドネシアの少子化に伴い、バリ島においては複数の学校を新設するような
必要は減りつつある。しかし、その反面でもっと授業の質や依然として減らな
い初等教育を受けられない人々をどう学校へ呼び込むかが重要である。そのた
めには、国立校ならばもっと地方政府との連携を図り、就学が遅れている生徒
やお金が払えない子に対して、国立校が専門学校のような特別な措置を行った
らどうだろうか。
■山下 亜美
(1)バリ島ではジャワ島よりも教育普及率が高く、ほぼ100%だと仰っていた。思っ
ていたよりも教育普及率が高い。
(2)しかしやはり、貧困のために学校を途中でやめなければいかなかったりする現
実がある。
(3)NGOのスタッフ達は、小学校に行き、話を聞いたりすると仰っていた。現地の
人とのコミュニケーションを重ねることで、様々な問題を解決へと導くだろう。
■会津佐和子
(1)途上国への援助という観点から、現地のNGO団体が(特に教育の分野で)活動
しているのに強い興味を感じた。しかし、Komang氏の話では、金銭的な理由で
特定の場所しかNGOが入れなかったり(NGOに所属している人が住んでいる周
辺でないと移動費がかかるので十分な活動ができない)許可を取るのに賄賂を
支払ったりなど、様々な壁がある。
(2)小学生達は確かに日本の子供たちと比べると貧しいように感じるが明るく元気
だった。他国と比較した相対的な貧富の差ではなくて、本当に満ち足りた生活
とは何なのかについて考えさせられた。
(3)子供達を迎えに来る親達のバイクは日本製のものが多く、ここにもグローバル
化のモノの流れがあると思った。
■沖野 博茂
(1)現地の小学校を訪問し、言葉の通じない中でも共に楽しむことができ、同じ地
球に住む人間同士、笑顔があれば通じ合えると思った。
(2)IEPFのご協力のもと植林作業をし、この苗木を植える作業ひとつで小さいなが
ら国際協力に携わることができ、身近な国際協力を体験できた。
(3)今回お世話になったIEPFの始めたきっかけを聞き、ひとつの思いつきがいつか
必ず大きなプロジェクトの一歩となることを実感し、「思ったらまず行動を!」
を心がけようと思った。
■桑原ちえほ
(1)主要科目の他に裁縫など、手に職を持つ形のカリキュラムもそろっていたのは
教育水準の低い家庭の子供達のためなのか。
(2)県が教育費を負担できるところでの就学率は100%なのに対して、家庭で負担し
なければならない県の就学率80%に対する改善点を考え、実行するのが地域に
密着できるNGOだと思った。
(3)植林における開発援助のドリームサイクルを見た。
■矢嶋 未和
(1)小学校訪問の時に見た子供達の笑顔。私達の無力さ。それでも世界は回って、
それぞれの幸せがあるんだ。
(2)生きることで必死でインドネシアの人は恐いと勝手に思い込んでいた、偏見、
差別。でも、温かく見守ってくれた現地の人達に…。肌で感じた国際交流。
ありがとう。
(3)What is GOTO Seminar? 自分達だけでは何も出来ない。GOTOゼミの補完性。
みんなの個性、パワーを感じた一日だった。Viva GOTO
Seminar!!
■谷中 美樹
(1)現地NGOであっても、localなものであると、島国であり民族や宗教も土地によ
って大きく変わるインドネシアでは、全体を調査・把握した上でプロジェクト
を組むのは難しいようだ。
(2)植林という形に疑問を持ってしまうような緑豊かな国土であるが、時間はかか
ってもsustainableに教育支援ができるということは、重要である。
(3)学校で他宗教も教えてはという提案をしてみたものの、争いの概念がない人々
にするべきなのか、悩むところである。
■山下 悠貴
(1)依然として途上国のNGOには組織として解決していかなければならない問題が
多い。持続続可能な途上国NGOの姿とは何なのか?現状としては先進国NGOと
の協働が、ノウハウを学ぶうえでも、活動資金を調達するうえでも有効なので
はないだろうか。
(2)個人的に話を聞いた所、子供達が都市部に流れる要因は単に賃金の問題だけで
はなく、農業ではなく都会で仕事がしたいという思いもあるようだ。これは、
徐々に(バリにおいて)経済全体が発展してきたことによる恩恵を、農村部にお
いても享受できるようになったことによるところが大きいのではないだろうか。(3)子供の笑顔を守ること、子供の可能性を伸ばすことは大人の使命。開発による
成果が子供たちの可能性を見いだし、それが途上国の発展に繋がる。そんな開
発像を思い描いた。
■山田有見子
(1)今日訪れたGumbrihの小学校の子供達の瞳は、夢や希望に満ち溢れていて、キラ
キラと輝いていた。色々な面で非常に刺激を受けた。今回の小学校訪問は初心
に戻れた良い機会だった。
(2)Gumbrihの家には、電気も水道も通っている。インドネシアではインフラ不足が
深刻になっていると、日本で言われているが、現インドネシア政府の政策によ
り、地方にもインフラが浸透しつつあるのを実感した。
(3)インドネシアでは、何に対しても賄賂が発生している。これはインドネシア政
府のガバナンス能力の低さが影響していると考える。インドネシアにとって、
インフラ整備も重要な課題ではあるが、ガバナンス能力の向上も重点課題とし
て、援助機関などがもっと積極的に動くべきである。
■渡辺 英雄
(1)海外の小学校に初めて訪れたが子供達は日本の小学生と同じくらいで元気や活
気を感じた。
(2)植林という初めての国際援助に携わった。この収益が貧困削減につながること
への期待を持った。
(3)IEPFは無償でやっていて、スタッフは別の仕事と掛け持ちしている。少ない人
数ながらご尽力される姿に胸を打たれた。