【NPO通信】インドネシア教育振興会(1) 
現地で主体的活動期待

2008年9月2日

2008年春のスタディーツアーに参加し、カメラに納まる参加者とインドネシアの子どもら

写真

 インドネシアに鉛筆を送る活動などで、教育機会を広げる取り組みを続けるインドネシア教育振興会。
九月に七回目のスタディーツアーを予定しており、今回はこれまでと違った運営を取り入れるという。

 当会は、二〇〇〇年四月、当時インドネシアから富山大工学部博士課程に留学していた大学院生ファディラ・ハシムとともに設立した小さなNGOである。「えんぴつ一本からできる国際ボランティア」をキャッチフレーズに、インドネシアへの教育支援を中心に活動を展開している。

 会の目的は、日本とインドネシアの子どもたちを結ぶ活動を通じ、互恵と寛容の精神、地球市民としての意識をはぐくむことで、現地に鉛筆を送る活動は〇六年に百万本を超えた。活動が広がるにつれ、日本の子どもたちと直接にかかわる機会も多くなり、教育的な立場からの対応も必要となってきた。

 〇四年、私は一念発起し、富山大教育学部(現人間発達科学部)に社会人入学した。学部では、児童生徒との接し方や教育について専門的に学び、教員免許状も取得した。学部の野平慎二准教授には、当会の理事として活動全般に助言をいただいている。また、現地へのスタディーツアー(ST)にも何度か同行してもらい、将来教員や各分野での指導者を目指す学生の育成に取り組んでいる。

 七回目となる今回のSTのテーマは「地球環境保護」である。このテーマではさまざまな報道がなされ取り組みが進むが、報道では分からない現地の状況を直接体験することが今回のSTの趣旨である。単に現地を見学するだけの受け身の経験にならないよう、特に今回は参加者のより主体的な姿勢を期待し、募集はインターネットで訪問予定地と参加費の情報だけ流し、具体的な行動は参加者同士のミーティングで決めることにした。

 意を決して参加する意欲的な学生や一般の方々と一緒にSTを作っていきたい。安全面や宗教・文化の違いなどへのサポートは十分に整えているが、あくまでも参加者自身が主体となるSTにしたいと考えている。

 大学も夏休み後半、最終参加者を募集中だ。積極的な応募をお待ちしている。
 (インドネシア教育振興会代表 窪木靖信)
http://www.chunichi.co.jp/article/toyama/toku/npo/CK2008090202000221.html


◇団体情報◇

団体名/インドネシア教育振興会

主な活動/1人でも多くの子どもに教育機会を広げる活動を展開。日本の子どもたちに国 際理解や国際協力、互恵と寛容の精神、地球市民としての意識をはぐくむ活動。

住所/富山市中滝140の2
会員数/3000人(児童・学生ボランティア含む)
ファクス/076(493)3629
ホームページ/http://www.baliwind.com/iepf/    メールアドレス/sb930jp@yahoo.co.jp


インドネシア教育振興会(2) 
出発目前 交流し学びたい

2008年9月9日

インドネシア教育振興会の活動を伝えるポスター

写真

 インドネシア教育振興会(IEPF)が13日から21日まで、インドネシア・ジャワ島の小学校で、学校農園をボランティアで整備するなどで現地の子どもたちと触れ合うスタディツアー(ST)を実施する。出発を目前にした参加者の学生2人に、STへの思いをつづってもらった。

県立大工学部3年糸氏舞子

 私とSTとの出あいは、「この夏、なにか思い出に残る国際ボランティアに参加してみたい!!」と、インターネットを見ていたときだった。

 参加することを決めたものの、何ができるのか不安だった。しかし、今回のSTではバイオマスを利用した学校農園の整備をすると知り、その不安は吹き飛んだ。バイオは大学で専攻している分野で、授業で学べない現地作業を通してより理解を深められると思ったからだ。

 このSTでは「どんなことが自分にできるのか」を毎回のミーティングで考え、参加者一人一人が意見を出し合いスケジュールを立てていく。こんなすてきなSTは他にないと思う。みんなでスケジュールを組み立てていくのは本当に楽しい。ときに意見がぶつかっても、それは良い案が出るきっかけだ。

 STまであと数日、スケジュールも完成し、各自の役割も決まってきている。現地では多くの人々とふれあい、文化や宗教なども学びたい。この経験は自分の人生の貴重な経験の一つになるだろう。今から本当に楽しみだ。

富山大大学院 教育学研究科2年太田昌宏

 今回のSTが三度目となるが、毎回新たな活動・体験が組み込まれ、大いに勉強させてもらっている。インドネシアでは、地球環境基金の助成金を受け進めている学校農園事業や、毎回訪問地を変えるスラム、小学校、大学での交流を予定し、今は参加者みんなで準備している。

 今回は東京や山口など各地から参加者が集まっている。県外からの参加者は七回目の今回が初めてだが、活動の意義やSTの良さがより多くの人々に認められつつある証拠ではないだろうか。

 先輩として、他の参加者の主体的活動が生まれるとともに私自身が大いに体験し成長できるSTにしていきたい。
http://www.chunichi.co.jp/article/toyama/toku/npo/CK2008090902000229.html


インドネシア教育振興会(3) 
教育拡充で貧困脱却

2008年9月23日

スラム地域の現地調査で。道幅が1メートルもなく、住居が密集している
=ジャワ島・西ジャワ州バンドンで

写真

 インドネシア教育振興会は、貧困地域に住む子どもたちに教育機会を与えることを目的に活動している。今回は、貧困から抜け出せない人たちの現状を伝えてもらう。

 インドネシア教育振興会では、主に二つの貧困地域の子どもたちを支援している。一つは山間部などへき地に分類される地域と、今回写真で紹介する都市部に存在するスラムといわれる地域だ。

 これらの地域は、住居環境や電気・水などのインフラはもちろん、健康・衛生、教育、労働、行政サービスが行き届いていない。また、衣食住の問題が独立したものではなく、相互に関係しており、それぞれの問題が密接に絡み合っている場合が多い。貧困地域の生活は劣悪な環境の悪循環の中で生活しており、貧困からの脱出をより困難にしている。

 満足な教育を受けていない大人たちが、定職に就けないまま子どもをたくさんもうける。その子どもも満足な教育を受けられず、日雇い労働や物売り、物ごいで生活を支えている。当会ではこうしたトリレンマ(三重苦)からの脱却を「教育機会の拡充」から試みている。

 八月末から今月にかけ現地調査を実施した。スラムの男性は職にあぶれ、プラスチック拾いをして日銭を稼ぐほかはブラブラし、子どもや女性たちは家から追いやられ、道端で物売りや求職の情報を得ていた。インドネシアでは近年、初等教育費の無料化の政策を打ち出し実施しているが、実際にはいまだに教科書代、制服代などさまざまな費用が必要で、小学校でも進級や卒業試験があり、貧困地域でも家庭学習が重要な位置付けになっていることが分かった。

 今回のスタディーツアーではこの二つの地域の学校などで子どもたちと触れ合う。山間部の子どもたちには環境教育を通したおいしい野菜や果実作りを教える。スラムの子どもたちには、読書ができたり職業教育が受けられたりする児童館など、子どもたちの居場所の確保のほか、ノンフォーマル教育(通常の学校以外での組織的な教育)の必要性も考え、総合的に「子どもの教育を受ける権利」を保障できる社会つくりの
「夢」を一緒に描ければと思っている。 
(インドネシア教育振興会代表 窪木靖信)
http://www.chunichi.co.jp/article/toyama/toku/npo/CK2008092302000242.html


インドネシア教育振興会(4) 
イスラム教理解へ一歩

2008年9月30日

現地の教育学部の学生らとの交流=9月17日、インドネシアの国立イスラム大学で

写真

山口大医学部一年 開地亮太

 大学訪問ではとてもよい経験をしました。私は、STに参加するまで「イスラム教=怖い」とのイメージを持っていたので、厳格なイスラム大学訪問はとても緊張しました。

 しかし、実際に訪れると学生は皆フレンドリーで気軽に話しかけてくれました。話題も夢だったり、かわいい女の子の口説き方だったりして、日本で友達と話すのとほとんど変わりませんでした。

 確かに、エレベーターは男女で分けてあったり、断食では飲まず食わずだったりして宗教的に違う事もありますが、交流した学生は同じ人間で夢や趣味を持っていて、ジョークも話せて違和感がありませんでした。

 訪問前は怖かったイスラム教、そのイスラム教徒の学生たちと交流し友達のできた今回のSTを通して、友達をもっと理解するために、イスラム教を学びたい。そう思えたのが今回の一番の収穫だと思います。


多様性実感考え土台に

東京外国語大インドネシア語専攻一年 増井美佳

 私がこのSTに参加したのは、大学でインドネシア語を専攻しているのに、それを使って何をしたいのかが分からなかったからです。一番心に残ったのは、スラム街と山間部の小学校訪問です。援助が必要なのは、単に貧しい人ではなく「貧しい生活からの脱出を目指す人」だということ、その援助も、一方的でなく現地の人のことを考え、最後まで責任を持たねばならないことを学びました。

 ジャカルタでは高層ビルや豪邸が立ち並ぶ一方、ストリートチルドレンや物ごいが数多く存在する光景を目の当たりにし、なぜ格差ができるのか、格差の是正こそ発展のために必要ではないかと考えました。貧富・宗教・人種などいろいろなものが混ざり合って構成され、すぐに理解するのは難しいことも分かりました。

 自分が何ができるのかという確言は出ませんが、STに参加しインドネシアの多様性を実感できたことで、自分の考えを持つ土台ができたと思います。

http://www.chunichi.co.jp/article/toyama/toku/npo/CK2008093002000206.html


インドネシア教育振興会(5) 
南の国の『環境教育』

2008年10月7日

スタディーツアーで訪れた山奥の小学校にて=インドネシアのバンドンで

写真

 インドネシア教育振興会が同国で力を入れているのが子どもたちを対象にした環境教育。しかし、一口で環境教育と言っても、日本と同国では受け取る意味が違うという。

 インドネシア教育振興会は、現在の活動の柱に環境教育を掲げている。

 日本で「環境教育は?」と聞かれたら「環境保全について理解を深める教育や学習を通じて、持続可能社会を考えさせる教育」と答えておけば間違いはない(環境保全活動・環境教育推進法)。しかしこれは、振興会に集う窪木靖信さん(富山大在学中に当ゼミ在籍)と大学生たちが行っている環境教育活動の説明として十分ではない。

 何よりも、インドネシアは発展途上の国、「南の国」だ。一人当たり国民所得は千二百八十ドルで日本の三十分の一以下、人口の8%が一日一ドル未満で暮らす(『世界子供白書』)。現在の第一の目標は所得向上のための工業化であり、自然環境は工業化に役立てるための元手なのだ。

 だから、この国の子どもたちにとって「環境保全」という言葉の意味あいも、日本つまり工業化を完了した「先進国=北の国」の大学生とはかなり異なる。

 振興会の活動対象であるジャワ島貧困地域で実施したアンケートでは、小学校高学年の67%が理科を「好きな教科」に挙げたという(窪木氏卒業論文)。これが自然をコントロールしようとする意欲を表すものならば、振興会による環境教育活動もこうした意欲に応えてこの国の理科教育を補う意味を持つ。

 北から来た大学生たちは、南の子どもたちとの環境認識のズレに気づき揺さぶられ、互いの発展段階や文化の違いに思い至り、これを理解しようとすることを通じて知的・精神的に成長していく。インドネシア教育振興会の試みは、その活動の主体と客体の双方向に大きな意義をもつに違いない。

 昨年の夏、窪木さんのスタディーツアーに付き合ってジャカルタ郊外のほこりっぽい家並みをたどりながら、そんなことを考えていた。 
(富山大人間発達科学部教授 根岸秀行)
http://www.chunichi.co.jp/article/toyama/toku/npo/CK2008100702000184.html


インドネシア教育振興会(6) 
学生がイベント運営

2008年10月21日

イベント「まるごと国際理解」を運営した学生スタッフたち=富山市総曲輪のグランドプラザで

写真

 インドネシア教育振興会(IEPF)では、学生が主体になって企画、運営するイベント「まるごと国際理解」を毎年開催している。子どもたちに外国の現状を伝えることが目的だが、運営する学生たちにとっても貴重な体験になっているという。

 インドネシア教育振興会は活動の一環として毎年、国立青少年教育振興機構「子どもゆめ基金」の助成で、富山の子どもたち向けのイベント「まるごと国際理解」を開催している。四回目となる今年は七月二十日、富山市総曲輪のグランドプラザにて「地球環境に良いこと体験!」をテーマに開催した。

 イベントは県内在住の留学生を含む大学生ボランティアスタッフと企画・運営する。「子どもたちに外国の現状を伝えたい」「子どもたちとの交流を楽しみたい」など、スタッフとして参加する動機はさまざま。学生のパワーやノリが小・中学生の理解度を超えてしまいそうになることもあるが、その都度「子どもたちが楽しみながら理解できるか」という原点に帰りつつ、ミーティングを重ね、内容を考えていく。これは学生にとっては、かなり大変な作業だ。

 イベント当日、各ブースでたくさんの子どもたちの笑顔が返ってきた。スタッフは大きな充実感と励みを与えてもらったのではないかと思う。イベントの内容を考えるだけでなく、関係機関との交渉と連絡調整や報道各社を通じたPR活動も大きな仕事である。イベントを通して学生スタッフも成長してくれることを願っている。

 今回のイベントのテーマは「地球環境」であった。地球環境問題の前には、誰もが加害者であり誰もが被害者である。また、国家エゴを超えた解決への協力も不可欠である。

 「国際理解」と「環境保護」という相異なるテーマが、実は密接に結びついている。このことは、学生にとっても大きな発見であった。未来を担う小・中学生が、グローバルな視点を持ち、着実にできることを実行していってほしいと思う。今回のイベントがそのきっかけの一つになれば幸いである。

イベントの実施にあたり後援や協力をいただいた関係機関や団体に、あらためて心より感謝申し上げたい。 (インドネシア教育振興会理事 野平慎二=富山大人間発達科学部准教授)

http://www.chunichi.co.jp/article/toyama/toku/npo/CK2008102102000193.html


インドネシア教育振興会(7) 
民族理解へ道徳・平和を

2008年10月28日

道徳・平和学習教材の製作に取り組むスタッフ=インドネシアで

写真

 多文化多民族国家であるインドネシアで民族間の相互理解を進めるには、道徳・平和教育が欠かせない。教科書も不足する同国のため、インドネシア教育振興会では、今年4月から子どもたちに向けた「道徳・平和学習教材」を作成中という。

 インドネシア教育振興会では、現地の大学・教育関係者と共同でインドネシアの小学生のための「道徳・平和学習教材」の製作・配布を「ひろしま・祈りの石国際教育交流財団」から助成を受け実施している。

 インドネシアは、一万八千を超える島々が赤道を挟んで東西約五千二百キロに広がる世界最大の島しょ国であり、日本の約五倍の国土に二億人を超える人々が住むASEAN最大の国土と人口を持つ多文化多民族国家だ。また、世界最大のイスラム教徒人口を抱えながらもそれぞれの島や地域で独自の文化をはぐくんでいる。中央政府は歴史、文化、社会など「多様性の中の統一」を掲げ努力しているが民族間の争いや暴動など後を絶たない。

 そのような国でありながらも、私たちの生活を支えるエネルギーやエビやマグロなど食を供給する重要な国であることを私たちはあまり知らない。紛争が長引けば供給が止まる。南の国がくしゃみをすると日本は風邪をひくとはこのことだ。

 多くの現地の人々は民族の相互理解に寄与する道徳・平和教育を望むが、小学校の教科書さえ十分に整っていない。そこで、今年四月からインターネットを活用し現地の大学教員や教師と連携しながら教材作りを進めてきた。当会の理事である富山大人間発達科学部の野平慎二准教授には「すれちがい」を執筆していただいた。

 会議が進むにつれ、現地の教育関係者から期待され波紋が広がっている。教材の前書きに国立イスラム大学のコマルッディン学長(国家教育省カリキュラム開発センター兼務)が執筆した。今月の十四日から二十一日まで渡航し、大まかな校正は終わり国際標準図書番号(ISBN)も取得した。後は子ども受けする最終的な挿絵など、微調整して製本を待つだけである。

 今年の十二月には現地で贈呈式と模擬授業を間に合わせたい。また、来年に向けて現地の先生方をサポートする観点からもこの教材を利用した指導案を提案し継続的に活動したいと考えている。 
(インドネシア教育振興会 代表 窪木靖信)

http://www.chunichi.co.jp/article/toyama/toku/npo/CK2008102802000202.html


インドネシア教育振興会(8) 
大きな支援に感謝

2008年11月4日

「多くのボランティアに活動を支えていただいている」と語る窪木靖信代表=インドネシアで

写真

 インドネシアの子どもたちへの環境教育に力を入れるインドネシア教育振興会(IEPF)だが、活動は多岐にわたる。最終回では最近取り組んだ活動の内容をつづってもらった。

 インドネシア教育振興会の活動は「子どもの健全育成」「環境の保全」「国際協力」の三つのテーマが大きな柱になっている。グローバル化が進みボーダーレスな現代では日本、インドネシア両国での活動内容は多少違ってもテーマは同じであり、それらは互いに密接に結びついている。

 今年七月二十日、国立青少年教育振興機構「子どもゆめ基金」の助成を受け、富山市のグランドプラザで「国際理解 地球環境に良いこと体験」を開催し、富山の子どもら約千人が来場し体験交流をした。

 八月には、インドネシア・バンドンの山間部の貧困地域にある小学校に、バイオマスを利用した学校農園(生ごみから堆肥(たいひ)を作るコンポスト作業場)が完成した。この学校農園を基に実践活動も取り入れながら、子どもから大人まで分かりやすいマニュアルを作成し、循環型社会を形成する活動に「地球環境基金」からの助成を受け実施している。

 九月に大学生主体のグローバル・スタディーツアー・イン・インドネシアを実施し富山、東京、山口の大学生とインドネシアの三校の大学生らとともに、貧困地でのIEPFの活動をサポートしてもらった。

 十月にはインドネシアの小学生向け「道徳・平和学習教材」制作の最終校正を現地インドネシアで実施し、後はイラストを微調整し、製本されるのを待つだけである。十二月には製本された二千六百冊の配布と模擬授業も実施し、教材の使用方法も伝える。この活動には「ひろしま・祈りの石国際教育交流財団」からの助成を受けている。

 IEPFの活動はタイ、シンガポール、オーストラリアのボランティアにも支えていただいている。またシドニー大学に留学中のサリン・スワノ先生のご指導を受けた。そして何よりも小さなNGOに大きなご支援いただいた助成機関や団体に感謝申し上げたい。
 (インドネシア教育振興会 代表 窪木靖信)

http://www.chunichi.co.jp/article/toyama/toku/npo/CK2008110402000196.html